JA西三河のこと

ICT活用による技術向上・経営強化


「あぐりログBOX」のデータを確認するバラ生産者

 JA西三河は2014年度より、JAあいち経済連や経済界、愛知県と連携し、ICT機器・ツールの開発・改良を行っています。同JAが改良に協力したのは、IT工房Z(株)開発の環境測定器『あぐりログBOX』、富士通(株)の開発の食・農クラウド『秋彩(Akisai)』の2つ。施設内の温度・湿度・CO 2濃度のデータや、利用する肥料・農薬の情報、JAの持つ出荷・販売のデータを共有・蓄積し、高収量・高品質の農作物づくりにつなげることが狙いです。

 2015年3月より、JA西三河きゅうり部会の生産者の協力のもとで試験導入。より便利で使いやすく、産地全体で導入できるツールとなるよう、機能の検討・改良を重ねました。11月以降は、花卉・施設栽培作物の生産者を対象とした拡大実証試験を開始。2016年6月現在、菊・バラ・イチゴ・ハウスイチジク・ミニトマトの生産者が導入しています。管理の難しい時期にもより厳密な管理が可能になるほか、栽培管理の詳細な情報を得られると、農家からは大きな期待が寄せられています。

 2015年作のシーズン通して本格的なICTによる管理を行ったきゅうり部会では、「他の生産者の管理の様子を参考にでき、技術の話ができるようになった」、「防除の薬剤を選ぶ際にも過去のデータを確認できて便利」などの声が上がっています。また品目ごとに、ICTツールを活用した栽培検討会や研究会も開かれています。

 今後JAはICTツールの面的普及を通して産地全体での情報共有体制を築くとともに、ICTツールを利用した生産者のグループ活動作りを支援します。また、今後も開発会社と協力してアップデートを継続して行う予定です。

(2017.8)