取引市場や生花店招き「オープンハウス」を開催
2024.1.30
カーネーション生産者で組織するJA西三河切り花グループ「匠(たくみ)」が1月27日、取引市場5社をはじめ仲卸業者や生花店を招き、「オープンハウス」と題してほ場視察と展示会を西尾市で開催しました。2020年の初開催から4年ぶりに再開。販売先となる仲卸や生花店に生産現場への理解を深めてもらうとともに、販売現場のニーズを把握し、今後の作付けや販売面へ活かして農家所得向上へつなげていきます。
この日、生産者をはじめ、取引業者ら36人が参加。ほ場視察では生産者のハウスを訪れ、生産現場へ理解を深めました。
また、午後にはイノチオ・フジプランツ株式会社(一色町)でカーネーションの展示会を開催。同種苗会社が約500種のサンプルカーネーションを栽培する展示ハウスを見学しました。生産者は活発的な情報交換を通じて仲卸や生花店の率直な意見を聞き、品種特性を考慮しながら次年度の作付けの参考としました。参加した生花店の担当者はブライダル需要の減少に伴い、少ロット多品種への需要が高まっていることに触れつつ「たくさんの品種を一度に見ることができて良かった。同じ色でもどの品種がいいか、考えるきっかけになった」と好評で、オープンハウスは来年度も開催する計画です。
JA西三河切り花グループ「匠」は市内のカーネーション生産者5人で組織し、ブライダル向け品種を中心に111種を栽培。少ロットで多品種を取り扱っており、花色の豊富さと高品質が特徴で、今後も生花店のニーズに素早く対応できるラインナップを整えていきます。