西尾鉢物出荷組合 第53回定期総会を開催
2024.2.13
西尾市と周辺地域の鉢物生産者で組織する西尾鉢物出荷組合(80戸)は2月8日、西尾コンベンションホールで第53回定期総会を開催しました。同組合員をはじめ、行政や取引業者・市場52社など関係者123人が算会。来賓には山口瑠美子副市長やJA西三河の齋藤種治組合長らを迎えました。
議事では、2023年度の事案報告ならびに収支決算、2024年度の事業計画などを承認。また、取引上位の市場を表彰するほか、1月に発表された日本農業賞 集団組織の部で大賞を受賞したことを報告し、犬塚和義組合長は「巣ごもり需要で恩恵を受けていた園芸業界であったが、今年度は前年対比95.3%、売上高15億6000万円に留まった。今年4月から物流の働き方改革が始まる。一つずつ解決していくしかないため、皆さんと協力しながら頑張っていきたい」とあいさつしました。
来年度の事業方針として、巣ごもり需要収束による売上低下や物流の2024年問題など販売・流通面での課題に対応するため、取引市場や運送会社と今まで以上に連携し販売促進や運送の効率化を目指していきます。具体的には組合ホームページの活用やトップLINE充実による有利販売の促進、注文シールやハーフ台車活用による集荷場業務の効率化を図ります。
同組合は和物部会、洋らん部会、観葉部会、鉢花部会の4部会で構成。花き市場に流通している植物種の約9割を栽培し、約6,900種もの豊富なアイテムを強みに〟何でもそろう産地〝を形成し、共同輸送を活用して北海道から鹿児島まで44市場の需要に応えています。