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ICT協議会〝温室環境制御〟について学ぶ

2024.7.19

 JA西三河ICT協議会は7月9日、あぐりセンター小牧で温室環境制御セミナーを開きました。施設園芸の生産者が対象。環境と植物の相互関係を理解することでハウス内環境の最適化を図り、生産量の増大をめざします。
 この日、キュウリやイチゴ、菊などの生産者16人をはじめ、県西三河農林水産事務所農業改良普及課やJAあいち経済連、JAの部会担当者が参加しました。ダブルエム研究所の狩野敦氏が気温、湿度、CO2濃度などの合理的な環境制御について講演。植物の生理機能や湿度の役割、光合成を効率的に増大させるCO2施用技術などについて理解を深めました。参加した生産者からは「作を振り返るのにちょうどよかった」「植物の管理方法や考え方について物理的に本当に正しいか見つめ直す機会となった」と好評でした。

 当JAでは2015年より農業用ICTツール関連事業に取組み、管内では「あぐりログBOX」を97人が176台導入。またCO2発生器・ミスト装置・内張り自動カーテン等の施設内環境制御機器の導入も積極的に行っています。引き続き国・県等の補助事業を活用しながら生産者のコスト負担を低減しつつ、環境測定データや栽培履歴の共有を通して栽培技術の見える化を図り、栽培技術の底上げを進めてまいります。