取引先バイヤーがミニトマトのほ場を巡回しました
2024.11.6
東京・神奈川を中心に展開するスーパーマーケット・東急ストアのバイヤーが10月31日、JA西三河ミニトマト共選組合のほ場を訪れ、生産現場への理解を深めました。同組合では取引先による視察を積極的に受け入れ。栽培のこだわりや品質の高さを実感してもらうことで付加価値販売へつなげるとともに、産地側からの情報提供を通じて円滑な販売に役立てています。
この日、東急ストアのバイヤーら3人が完熟房取りミニトマト「赤美味(あかうま)」を栽培するほ場を視察。作柄や計画数量などを伝えるほか、東急ストアの売り場で流すPR動画(15秒)の撮影も行いました。
JA西三河ミニトマト共選組合は西尾市周辺のミニトマト生産者5人で組織。210㌃で年間約88㌧のミニトマトを生産しており、「赤美味」のブランド名で、11月から翌年7月中旬にかけて主に東京・中京・長野方面へ出荷します。「赤美味(品種名:キャロル7)」は、房のまま全体を赤く完熟させてから収穫するため、完熟性と新鮮感が高いミニトマトで、東急ストアでの年間販売高は1億円を達成(2023年度)。1キロ単価が高くなる契約販売は2014年度より取り組んでおり、品質の高さとブランド力で高いシェアを維持することで農家所得向上につなげています。
東急ストアでは「手紙のついた野菜・果物」として販売し、専用の二次元バーコードを読み込むと生産者であるJA西三河ミニトマト部会からの手紙を読むことができます。味に惚れ込んだリピーターも多く、今年度は大容量パックも検討しています。