成人式向けに〝染めバラ〟出荷
2025.1.10
西尾市では新たな需要開拓に向けて、2023年度より「染めバラ」を完全受注生産しており、今年も物日にあわせた注文が入り集出荷が順調に進んでいます。
1月9日には成人式向けに白色の「アヴァランチェ+」や「グランオマージュ」などを青く染めた青バラ1,000本を出荷。青バラには『夢叶う』という花言葉あり、生産者は「成人式を迎える若者にぴったりの花言葉。バラを贈ってぜひ素敵な一日を過ごしてほしい」と話しています。
今年も例年通り、花が大きく色鮮やかで茎もしっかりとしており上々の仕上がり。染めバラ以外に、年始にはピンク色の「ラブリーガール」や「ブロッサムピンク」、黄色の「ソラーレ」、紫色の「クールウォーター」が売れ筋で、成人式に向けては赤バラの引き合いが強まります。
当産地はPR活動にも精力的で、1月12日に開催される二十歳の集いでは、会場にバラのフォトスポットを設置する予定。さらに本数別の花言葉「ローズナンバーメッセージ」や市の花バラの絵コンテストの入賞作品を描いたクリアファイルを新成人約1,800人へ進呈し、バラの魅力を紹介します。
西尾市周辺の生産者で組織するレインボーバラ共選組合は、作付面積727㌃で年間90種・約530万本を出荷。ハンディ端末で品種や数量などを登録・確認し、円滑な仕分け業務により県内市場を中心に関東・関西方面へ出荷しています。発足以来、地産地消と高品質を重点に掲げ、県内市場への販売高は県内トップクラス。今年度は市場との契約栽培の取扱品種を増やし、有利販売につなげています。