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取引市場や生花店招き「オープンハウス」開催

2025.1.28

展示ハウスで情報交換する生産者(左)

 カーネーション生産者で組織するJA西三河切り花グループ「匠(たくみ)」が1月25日、取引市場8社をはじめ仲卸業者や生花店を招き、「オープンハウス」と題してほ場視察と展示会を開催しました。今回で3回目。販売先となる仲卸や生花店に生産現場への理解を深めてもらうとともに、販売現場のニーズを把握し、今後の作付けや販売面へ活かして農家所得向上へつなげていきます。
 この日、生産者をはじめ、取引業者ら29人が参加。ほ場視察では生産者のハウスを訪れ、生産現場へ理解を深めました。午後にはイノチオ・フジプランツ株式会社(一色町)で、約500種のサンプルカーネーションを栽培する展示ハウスを見学。また株式会社ミヨシ、草野産業株式会社、カネコ種苗株式会社も協力し、おすすめ品種の展示も行いました。生産者は活発的な情報交換により仲卸や生花店の率直な意見を聞き、品種特性を考慮しながら、次年度の作付けの参考とした。また仲卸や生花店担当者に試作品種を評価してもらい、結果は種苗会社と生産者で共有して今後の栽培・販売面へ活かしました。オープンハウスは来年度も開催する予定です。

 JA西三河切り花グループ「匠」は市内のカーネーション生産者5人で組織し、ブライダル向け品種を中心に111種を栽培。少ロットで多品種を取り扱っており、花色の豊富さと高品質が特徴で、今後も生花店のニーズに素早く対応できるラインナップを整えています。