JA西三河ミニトマト共選組合がJGAP認証を取得
2020.6.19
JA西三河ミニトマト共選組合は3月、JGAP認証(農業生産工程管理)を取得しました。当JAの生産組織では初。産地全体で生産工程を見える化し、持続可能な農業経営の確立をめざしていきます。
安全・安心な農産物づくりをさらに推し進めていこうと、組合全員が足並み揃えて取得。食の安全・安心への関心が高まる中、「食品安全」、「環境保全」、「労働安全」、「人権・福祉」の4つをキーワードに生産者の意識格差をなくし、生産工程や労務管理などのリスク管理を見直す契機としました。同組合の糟谷盛代表は「JGAP取得にあたり、労働面の安全性についてより意識するようになった」と振り返り、「売るのは品質。今までの生産工程の裏付けに過ぎないため、安全・安心をさらにパワーアップさせていきたい」と話しました。
JA西三河ミニトマト共選組合は4人のミニトマト生産者で組織し、約200㌃で年間約90㌧を生産。当産地は三河湾沿岸に位置した干拓地で、塩分・ミネラル豊富な土壌を活かして作る完熟房取りミニトマト「赤美味」は、完熟性と鮮度感が最大の特徴。近年では量販店とのつながりを強め、毎月15日に県内近隣のイオン店頭で試食販売会を実施するほか、管内Aコープでの試食販売や量販店青果担当者の視察受け入れなど精力的に行い、販路拡大と消費者PRに注力しています。
JGAPは食の安全や環境保全に取組む農場に与えられる認証。食品安全・労働安全・人権福祉など120以上の項目があり、農林水産省が導入を推奨する農業生産工程管理手法の一つです。