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露地イチジクが出荷最盛期

2020.8.18

手際よく収穫する井土部会長

 西尾市では8月中旬より9月上旬にかけて露地イチジクが出荷最盛期を迎えています。今年は7月29日より出荷開始し、量・質ともに例年並みで順調な滑り出し。梅雨明け後は猛暑が続き日照不足が解消され、多い日には1日当たり約9,000パック(1パック360㌘)を収穫。JAあぐりセンター小牧や安城市のJAあいち経済連パッキングセンターから関東・東海・北陸方面へ出荷します。 
 市内のいちじく生産者で組織するJA西三河いちじく部会の井土和之部会長(67歳)のほ場では、赤く熟したイチジクが次々と収穫されています。現在は約30㌃で「桝井ドーフィン」を栽培。朝5時から作業に取り掛かり、果皮を傷つけないよう軸の部分を持って丁寧にもぎとっていきます。収穫した実は選別し、その日の昼に集荷場へ持ち込みます。
 三河湾に面した西尾市は山間部に比べて夏場の雨が少なく、温暖な気候でイチジク作りに適した産地。市内では51人の生産者が約8.9㌶で年間173㌧(ハウス19.5㌧、露地153.7㌧)のイチジクを生産し、全国トップクラスの生産量を誇る西三河地域のイチジク生産を支えています。露地イチジクの収穫は11月上旬頃まで続く予定です。

 7月から10月の毎月19日は「愛知のいちじくの日」。愛知県産のイチジクが数多く出回る4カ月間、語呂にちなんでJAあいち経済連が制定。この時期、管内Aコープの産直コーナーには地元産の旬な味を届けようととれたてのイチジクが並びます。