あいちのいちじくコンテスト 西尾市内から7点入賞
2020.9.1
令和2年度あいちのいちじくコンテストが8月25日、安城市のJAあいち中央総合センターで開かれました。栽培技術の向上と消費拡大に向けて愛知県とJAあいち経済連、愛知県果樹振興会が主催するもの。
コンテストには県内の生産者より「桝井ドーフィン」184点、「サマーレッド」50点の計234点が出品され、審査の結果、特選19点・入選51点が選ばれました。最高賞となる農林水産大臣賞には、岩月裕さん(碧南市)の「桝井ドーフィン」が輝きました。西尾市内からは42点の応募があり、伴善章さん(一色町)の「桝井ドーフィン」が特選の名古屋市中央卸売市場本場青果卸売会社協会長賞に輝いたほか、入選に6人が選ばれました。
審査長を務めた愛知県農業総合試験場園芸研究部の番喜宏部長は「記録的な暖冬からはじまり、長梅雨による曇雨天が続き日照時間が少なく、病害や生育遅延が発生しやすい状況が続いた。しかしこのような状況下においても栽培者の方々のご努力により、本年のコンテストには着色・果実肥大の良好な果実が揃った。平均糖度は16.9%(昨年15%)、最高糖度は23.6%(昨年22.1%)と高く、とりわけ特選の果実は素晴らしい品質のものばかりだった」と講評。コンテストに出品された一部は、イオン八事店で当日販売されました。
愛知県は国内生産量の約20%を占める全国一のイチジク産地。西尾市を含む西三河地区が生産の中心地で、「西三河いちじく」のブランド名で関東・中京・北陸方面へ出荷しています。
西尾市内の受賞者は次の通り(敬称略)。
【特選】名古屋市中央卸売市場本場青果卸売会社協会長賞=伴善章(一色町)
【入選】斎藤誠(西幡豆町)、鈴木基晴(小焼野町)、山本貴士(吉良町)、天野初男(吉良町)、冨永行男(吉良町)、三浦達義(東幡豆町)