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米「なつきらり」品質検査でブランド達成米100%

2020.9.4

 JA西三河は9月3日、極早生品種「なつきらり」の品質検査を終えました。「なつきらり」のうち「愛知123号」ブランド化推進協議会で定めた品質基準を満たしたものだけが、県初のブランド米『愛ひとつぶ』として販売できます。管内の西尾市では令和2年産より、9人の生産者が約8.8㌶で「なつきらり」を本格栽培しており、生産者が持ち込んだ計42㌧すべてが基準をクリア。9月下旬から県内の百貨店や量販店で販売される予定です。
 「なつきらり(愛知123号)」は愛知県農業総合試験場で開発された品種。ツヤがあり粘りのあるもちっと食感が特徴で、「コシヒカリ」に比べて高温耐性があり、近年多い猛暑の年でも高品質の米が収穫できるほか、整粒歩合(欠け・割れなどがなく整った形の米粒の割合)が高いと言われています。
 西尾市では8月下旬から9月初めにかけて「なつきらり」の品質検査を実施。各営農センターでは農産物検査員の資格を持つ営農部の職員が穀刺しを使って袋から米を取り出し、カルトンに移して目視で確認。斑点米や未熟粒の有無のほか、重さや水分量が規格に沿ったものかを検査し、等級の格付けを行いました。一等米と格付けされた米は蛋白質検査を行い、玄米の蛋白質含有量が6.4%以下(水分14.5%換算)のものだけを『愛ひとつぶ』として販売します。県内では55人の生産者が約50㌶で栽培しており、1人当たりの作付面積は西尾市が最大です。