レインボーバラ共選組合ICT研究会 秋口の品質向上めざして圃場巡回
2020.9.14
レインボーバラ共選組合ICT研究会は9月8日、月に一度の圃場(ほじょう)巡回を行いました。さらなる農家所得向上に向けて夏場から秋口にかけての品質向上を課題に挙げており、栽培技術の向上をめざし今年から始めた取組み。年間を通じた定期的な生育調査により、高品質なバラを安定出荷できるよう情報共有して栽培管理へ活かしていきます。
毎月1か所圃場を決め、研究会メンバー8人とJA、JAあいち経済連の担当者が巡回。今月は成瀬克弘さんのハウス(26㌃)で、花の休ませ方や脇芽を摘み取るタイミングなど夏場の管理方法について確認しました。生産者はその都度気づいた点を互いにアドバイスし合い、自身の栽培方法に取り入られる方法があれば+αとして用いてより確かな収穫へつなぎます。
生産現場と環境測定器「あぐりログBOX」のデータを照らし合わせて今後の栽培に生かすことを目標としており、現状と課題を共有した上で、JAは共通のテーマとなり得る方向性を見定められるようデータを提示して生産者とともに一丸となって検証を進めます。
ICT研究会は西尾市を中心としたバラ農家で組織するレインボーバラ共選組合のうち、農業用ICTツールを活用した栽培に積極的な8人で構成。関東・中京・関西方面の市場へ出荷し、高品質のバラを各地へ届けています。