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来作の本格導入をめざし、イチジクのフィルム付き出荷試験スタート

2020.10.8

選果場に持ち込まれたイチジクを確認するパート選果員

 JA西三河いちじく部会は10月1日より、フィルム付き出荷の試験導入に取り組んでいます。新型コロナウイルスの影響を受け、衛生面における配慮の必要性が強まったことから、来作の本格導入に向けてフィルム付き出荷を試験的に実施。安全・安心な「西三河のいちじく」ブランドの付加価値を高め、有利販売につなげていきます。
 フィルム付き出荷はイチゴなど他品目で普及していますが、生産者の負担を考慮し、従来はJA選果場で荷受けしたイチジクはフィルムを付けずに出荷していました。パッキングセンターに持ち込まれたイチジクはフィルム付きで出荷していますが、部会員の半数近くが選果場で荷受け。生産者にとってコスト面や労力面で負担が増えてしまう一方、時代に合わせた販売に取り組むことにより産地全体での強みに変えていきます。
 10月から開始した試験導入には6人の生産者が協力し、フィルムを付けた状態でJAの選果場へ持ち込んでいます。JAでは機材や事務的な変更点の説明をしっかり行い、全量フィルム付き出荷を支援。また新たな取り組みのPRを行いつつ、市場や量販店の反応を確認しながら進めていきます。