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西尾産ジネンジョ生育順調 収穫期を前に出来を確認

2020.11.13

ジネンジョの収穫をする会員ら

 イチジク農家を中心に2018年1月に発足したJA西三河じねんじょ研究会は11月12日、西尾市吉良町の共用ほ場でジネンジョの試験収穫を行いました。愛知県で生産されるブランド品種「夢とろろ」の栽培に取り組み、本格的に収穫した昨年に続き、今年は収穫2年目を迎えます。  
 試験収穫には研究会の会員7人が参加、会員は枯死したつると棚を撤去し土を掘り起して、約1㌃のほ場のうち12分の1程度、約80本のジネンジョを収穫しました。

 井土和之会長は「年を追うごとに出来が良くなっている。地元の方々にジネンジョを知ってもらい、西尾産ジネンジョの知名度を広げていきたい」と話しました。
 会員らは豊川市のジネンジョ生産者のもとへ話を聞きに行き、生育に活かしています。赤サバ土を使用し、芋をまっすぐ育てるため雨どいを用いて育ています。昨年での雨が溜まってしまう課題から今年は雨どいにビニールを覆い、角度を改善した結果、昨年の試し掘りよりも倍以上の収穫数につながりました。
 収穫したジネンジョは愛知県じねんじょ主産地協議会の県産ブランド「夢とろろ」で販売。今後は生産技術の向上とともに安定供給できる販路確保に力を入れ、長芋との差別化を図りながら西尾産ジネンジョの販売をめざしていきます。
 西尾産ジネンジョの本格収穫期は12月末から2月頃で、憩の農園をはじめ市内JAの産直コーナーに並びます。