プログラミング的思考力育成の一助に、寄贈した教材の活用進む
2021.3.26
当JAが次世代育成支援の一環として、市内の全中学校に寄贈したプログラミング学習教材と3Dプリンタの活用が始まりました。
西尾市立吉良中学校では3月19日、プログラミング学習教材を活用した電気自動車の授業が行われました。生徒はブラウザ上でプログラミングを行い、走行速度やメロディーなどを自由に設定。パソコンと電気自動車を接続し、プログラミング教育用の小型コンピュータ「マイクロビット」にプログラムを書き込むことで電気自動車を動かしました。3回目の授業となる今回は、事前に用意したコースにぶつからず決まった場所で停止できるようプログラミング。技術・家庭科を担当する先生は「どう制御するためにどうプログラムを組むのかが大切。今後は仲間と協力して一つのものを作り上げることでコミュニケーション能力や表現能力の向上にもつなげていきたい」と話しました。またJAの営農企画課 太田知宏課長と大村友里江さんが同校を訪れ、寄贈理由や産地で推し進める最先端のスマート農業について紹介しました。
同日には西尾市立東部中学校で、3Dプリンタを使った授業が行われ、特別支援学級の生徒2人がオリジナルキーホルダーづくりに挑戦。図形や数字、漢字、アルファベットなどで作った設計データを基に立体造形物を製作しました。市内で最も3Dプリンタの活用が進む東部中をモデルにその他の学校でも環境を整え、4月より活用開始の予定。プログラミング・3Dプリンタの活用により授業を充実させ、子どもたちの能力を伸ばしていきます。