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西尾梨「幸水」最盛期、産直店舗でも販売中!

2021.8.10

収穫作業にあたる阪部さん

 西尾市で8月初め、市内生産量の半数以上を占める主力品種「幸水」の最盛期を迎えました。
 今年は春先の気温が高く開花が10日早かったことに加え、梅雨明け後の天候も安定したことから、例年に比べて1週間ほど前進出荷。大玉傾向で、糖度は11度~12度と例年通りおいしく仕上がっています。市内で梨を栽培する阪部春之さんは「長梅雨の影響が心配だったが、今年は大玉で糖度も十分。ぜひ味わってほしい」と呼び掛けます。
 JA西三河あぐりセンター高河原では、ピーク時に1日6㌧を集荷。安城市にある選果場を通じて名古屋方面へ出荷しています。今年は全体的に前倒しとなる見込みで、「幸水」は盆前まで出荷。その後、8月16日頃より「豊水」の出荷が始まり、「あきづき」、「新高」と移り変わりつつ9月末まで出荷が続きます。
 西尾市では59人の生産者が約16.5㌶で「西尾梨」を生産。そのうちJAを通して年間約88㌧を出荷しています。「西尾梨」は産地全体で取り組む有袋栽培とIPM防除(総合的病害虫管理)を行っていることが特徴。果皮を美しく仕上げるとともに病害虫被害を抑え、農薬使用回数を減らして安全安心な梨づくりに取り組んでいます。また近年、交信撹乱剤(性フェロモン剤「コンフューザーN」)やバンカーシートの導入も進み、コスト低減や労力削減にもつなげています。
 当JAでは今年度より、利用者の要望に応えて3㌔の贈答箱を新たに製作。西尾市憩の農園や市内のAコープで3㌔、5㌔箱を9月上旬頃まで販売します。