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カーネーション品種説明会を開催

2021.9.17

サンプルカーネーションを基に品種検討する生産者(右)

 当JAは9月14日、事務センターで令和4年度作付け品種選定のためのカーネーション品種説明会を開き、管内の生産者へ情報提供を行いました。
 市内のカーネーション生産者30人が参加。会場には既存品種をはじめ、種苗会社6社が開発した新品種やオリジナル品種など130種ほどのサンプルが展示されました。新型コロナ対策として、地区ごとに時間をずらし4部制で開催。参加した生産者はサンプルカーネーションを基に次期栽培の参考としました。また色のバリエーションや植え付け本数など、販売チャネルを考慮しつつ検討する生産者の姿もありました。種苗会社の担当者は「天候不順から、病気や湿害に強い品種へのニーズが高まっている。またコロナ禍による婚礼需要の低下を受け、ベーシックな色味の引き合いが強い傾向にある」と話し、あぐりセンター野々宮の磯谷正樹係長は「次期栽培の判断材料となる場を今年も提供できてよかった。コロナ禍で厳しい年となるが引き続き情報提供をはじめ、販売面をしっかりサポートしていきたい」と話しました。

 西尾市は全国有数のカーネーション産地で、市内では45戸の生産者が約20.3㌶で年間2,000万本以上ものカーネーションを生産。今作は6月中下旬に定植が行われ、9月14日より共選出荷がスタート。翌6月頃まで収穫が続き、主に名古屋や大阪、東京方面へ出荷します。