ハロウィンをカーネーションで彩ろう
2021.10.28
全国有数のカーネーション産地である西尾市では、10月31日に控えたハロウィン需要に向けて高品質なカーネーションが出荷されています。
バレンタインやクリスマスに続き、ハロウィンイベントが諸外国から定着する昨今、5年ほど前よりハロウィン用アレンジに使用するオレンジや紫色の単価が徐々に高まり、ハロウィンを意識した出荷・販売が行われるようになりました。小栗町でカーネーションを栽培する須田吉峰さんはこの時期、ハロウィン向けに紫色「キプリング」など週に3.5万本を出荷。須田さんは「最近の急な冷え込みで花がゆっくり咲くので品質は抜群。オレンジや紫のカーネーションを自宅に飾り、ハロウィンを楽しんでほしい」と呼び掛けています。
愛知県は長野県に次ぎ、全国2位の出荷量を誇る大産地。西尾市の年間生産量は約2,170万本で県内生産量の半数以上を占め、名古屋や東京、大阪などの花き市場を通じて全国へ届けています。市内では小栗カーネーション部会とJA西三河カーネーション共選部会の2つの共選組織をはじめ、個人生産者ら45戸が約20.3㌶で200品種ものカーネーションを生産。今年は9月中旬より共選出荷が始まり、3カ所ある営農センターでは管内農家より次々とカーネーションが持ち込まれ、順調な出荷が続いています。11月中旬には本格的な出荷が始まる見込みです。
当JAでは「おうち時間」が増えたことを機に、より一層の花飾りを推進。コロナ禍による新習慣として浸透させ、農家所得の向上につなげていきます。