第11回 JA西三河いちご部会品評会開催
2022.1.25
県内で生産量・規模ともにトップクラスを誇るJA西三河いちご部会は1月18日、第11回JA西三河いちご部会品評会をあぐりセンター小牧で開催しました。
品評会には、同部会の部会員が「章姫」52点、「紅ほっぺ」25点の計77点を出品。審査は県、市、卸売市場の担当者ら12人が担当し、外観や色味、糖度などを基準に行い、最高位の愛知県知事賞には、外観・糖度ともに優れ、品種の特性がよく表れた梅田徳弘さんの「章姫」が選ばれました。
品評会では、県知事賞含む特別賞14点、入選14点が選ばれ、この日入賞した28人は、2月1日に愛知県長久手市で開かれる令和3年度愛知県いちご品評会に部会代表として出品します。
今年の出品物は「章姫」の平均糖
度が11・3度、「紅ほっぺ」12・3度となり、前年と比べ「章姫」はわずかに下回り、「紅ほっぺ」は前年と同等でした。
審査長を務めた愛知県西三河農林水産事務所農業改良普及課西尾駐在室の川野裕二室長補
佐は、早い梅雨入り、8月・9月の降雨、10 月の高温など気象条件も厳しく、炭疽病の多発、花芽分化の前進化とバラつき、1番・2番の間の中休みなど、栽培管理の難しい状況下にふれ「出品されたイチゴは、いずれの品種においても果形・ツヤ・玉揃いの優れるものが多く、日頃の管理の成果と部会員の方々の技術力の高さが表れていた」と講評しました。
この日出品されたイチゴの一部は、19日にAコープ一色店にて販売されました。
JA西三河いちご部会は77人で組織し、約16.4㌶で「章姫」・「紅ほっぺ」を年間988㌧生産(令和2年度)。県内でも部会員が多く平均反収が高いことが特徴で、県内市場のほか、石川県・新潟県などへ出荷。販売金額は約11億6,000万円にのぼる。また、同部会では、行政と連携し、施設栽培イチゴの就農支援プロジェクト『いちごスクール』を運営、市内外から就農希望者の受け入れ体制を整え、新たな担い手対策にも取り組んでいます。
特別賞入賞者は以下の通りです(敬称略、カッコ内は品種)。
▼愛知県知事賞=梅田徳弘(章姫)
▼西尾市長賞=手嶋富夫(紅ほっぺ)
▼西尾市農業改良推進協議会長賞=水越雅芳(章姫)
▼愛知県農業協同組合中央会長賞=星野昇(紅ほっぺ)
▼愛知県経済農業協同組合連合会長賞=澤善行(章姫)
▼セントライ青果株式会社社長賞=岩瀬明美(紅ほっぺ)
▼セントライ青果株式会社本場支社社長賞=篠瀬澄雄(章姫)
▼愛知県中央青果株式会社社長賞=柵木正和(章姫)
▼丸果石川中央青果株式会社社長賞=鈴木太(紅ほっぺ)
▼新潟中央青果株式会社社長賞=平山要(紅ほっぺ)
▼愛知県いちご生産組合連合会会長賞=石田逑史(章姫)
▼愛知県養蜂協会会長賞=高津正秋(章姫)
▼西三河農業協同組合組合長賞=大竹良弘(章姫)
▼JA西三河いちご部会部会長賞=榊原薫(紅ほっぺ)