バレンタインに向けてバラの集出荷本格化〝ローズナンバーメッセージ〟で花贈り呼び掛け

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2022.2.9

　男性から女性へ花を贈る「フラワーバレンタイン」が広まる中、県内有数のバラ生産地・愛知県西尾市ではバレンタインに向けたバラの集出荷が本格化しています。
　バレンタイン向け出荷は2月1日から13日まで行い、2週間で10万本以上を出荷する見込み。この時期、大輪咲きの「サムライ08」をはじめとする赤バラの引き合いが強く、赤やピンク系の品種が選花場の約半数を占めています。
　同市周辺の生産者で組織するレインボーバラ共選組合の大須賀隆記組合長は「年末からの日照時間に恵まれ、色鮮やかでボリュームのある花に仕上がっている。ぜひバレンタインにはバラを贈ってほしい」とＰＲ。
　2月は冷え込みの影響から全国的に出荷量が落ち着くものの、同組合では新たな需要の開拓に向けて、2013年度よりバレンタイン向けの集出荷を開始。年々需要の高まるこの時期に向けて鮮度の高いバラを出荷するとともに、今年度よりバラの持つ本数別の花言葉「ローズナンバーメッセージ」を呼び掛け、花贈りを後押ししています。また花のある暮らしを気軽に楽しんでもらおうと、ＪＡ全農が運営する通販サイト「ＪＡタウン」では組合の有志メンバー5人が花束を販売しています。
　
　レインボーバラ共選組合は、14人と1法人で組織。作付面積727㌃で年間90種・約530万本を出荷しています。発足以来、地産地消と高品質に重点を置き、県内市場への販売高は県内トップクラス。水の入った容器で出荷する「湿式輸送」を全国で先駆けて取り入れるほか、品質管理部長を選出し毎出荷時に厳しく品質をチェックして鮮度の高いバラを届けています。