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イチゴ目揃い会

2022.11.28

 

サンプルイチゴで出荷規格を確認する生産者ら

 規模・生産量ともに県内トップクラスを誇るJA西三河いちご部会は11月21日、JA西三河あぐりセンター小牧でイチゴの目揃い会を開きました。12月11日頃よりクリスマスケーキ等に使う業務用イチゴの出荷も開始します。イチゴの果形や品質を揃え、クリスマス・年末商戦を勝ち抜き、農家所得向上へつなげていきます。冬の山場となる12月中旬には、一日に最大約6㌧の出荷を見込みます。
 この日、生産者や関係機関の担当者など約90人が参加。JAあいち経済連や市場担当者が販売・市場情勢を報告し、サンプルイチゴを用いて出荷規格を説明しました。川上哲良部会長は「市場も含め、全員でクリスマスシーズンに向かって高品質でおいしいイチゴを作っていこう」と呼び掛けました。
 西尾市内のイチゴ生産者で組織するJA西三河いちご部会(部会員75人)は作付面積16.5㌶で年間約960㌧のイチゴを生産。甘みが強い『章姫』、酸味と甘みのバランスが絶妙な『紅ほっぺ』の2品種に集約し、有利販売につなげています。県内市場をはじめ、石川県・新潟県など5市場へ出荷し、販売金額は約11億円。農業用ICTツールの活用にも積極的で、若い世代を中心に20人が導入。その他、新型の天敵資材利用や高濃度CO2ダニ防除機やCO2局所施用などの試験に取組み、安全・安心なイチゴ生産と生産性向上を図っています。また2019年より新規就農者向け栽培講座「いちごスクール」を開校し、後継者育成にも力を入れています。