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「西尾梨」剪定講習会

2022.12.7

 

剪定のポイントを確認する生産者ら

 JA西三河梨部会は11月21日・24日、「西尾梨」の剪定講習会を管内の西尾・福地・吉良地区の3か所で開き、約40人の梨生産者が参加しました。樹勢を調節し、樹の成長に見合った樹体のバランスを取ることにより、最適な果樹の生育と最大の収穫量をめざします。
 24日は、吉良地区の梨生産者を対象にJA西三河あぐりセンター小牧で講習会を開催。県西三河農林水産事務所農業改良普及課西尾駐在室の職員が側枝の扱い方などについて説明しました。その後、支部長の内藤敦さんの圃場(西尾市吉良町)へ移動し、実際に樹を見ながら剪定のポイントを確認しました。果樹の形成期により剪定の仕方は異なります。
 剪定のポイントとしては、ほかの枝に養分を回すために長果枝を切ること、また樹が波うたないようにあらかじめ誘引しておくなどが挙げられます。
 市内では落葉後の12月から翌2月までの休眠期に剪定を行います。今年は、雨が多い年であったものの例年より「黒星病」の発生が少なかったため、生育も順調に推移し、出荷も好調でした。
 同部会は部会員51人が約15㌶で「幸水」「豊水」「あきづき」「新高」などを栽培し、主に県内へ出荷。ナシヒメシンクイの繁殖を抑制するため、5月中旬頃には交信かく乱剤「コンフューザーN」を利用した防除作業を行い、化学合成農薬の使用回数を減らした環境にやさしい梨づくりに取り組む。さらに地域全体で落葉処理にも取組み、黒星病予防に力を入れています。