JA西三河トマト部会共進会・トマト寄贈
2024.3.14
JA西三河トマト部会は3月13日、西尾市吉良地区の3保育園へ桃太郎トマト396個を寄贈しました。寄贈したトマトは12日に同部会が開いた品質向上共進会に出品されたもので、地元で作られた新鮮なトマトの味を園児に知ってもらうため、毎年行っています。
この日、鈴木康夫部会長とJA担当者が西尾市立横須賀保育園を訪れ、年長児に「おうちの人と一緒に食べてね」とトマトを手渡しました。園児はお礼に「トマトのうた」など2曲を元気よく披露して感謝を伝えました。
12日にJA吉田支店で開かれた第33回吉良トマト品質向上共進会には、部会員より大玉トマト「桃太郎」4点、ミニトマト「キャロル7」7点が出品され、審査の結果、三上佳之さんのミニトマトが最高賞の西尾市長賞に輝きました。
共進会では、西三河農林水産事務所農業改良普及課、西尾市、経済連、JA関係者らが、外観・食味などを厳正に審査。大玉トマトは平均糖度4.7度・最高糖度5.3度、ミニトマトは平均糖度9.9度・最高糖度11.3度と高品質なトマトが出揃いました。
審査長を務めた西三河農林水産事務所農業改良普及課西尾駐在室の野村浩二主任は「本年度の天候は夏場の高温により1段、2段など初期の花房が影響を受け年内出荷が上がらず苦労されたと思うが、近年県下でも多発しているトマト黄化葉病や青枯病は抑えられており、部会員の皆様の高い技術や努力がうかがえた」と講評しました。
同部会では、共進会を通じた栽培技術の改善及び品質の向上に努めており、西三河地域特有の塩分とミネラルの豊富な土壌を活かした「吉良トマト」ブランドの高揚を図り、トマト生産の振興と農家所得向上へつなげています。