西尾市茶業組合総会 新組合長に高須さん
2024.3.19
西尾市茶業組合は3月15日、第73回定期総会を西ノ町支店で開きました。生産者をはじめ、行政、JAなど関係団体約50人が参加。議事では、2023年度事業報告並びに収支決算報告、新年度の事業計画並びに収支予算案を承認し、役員改選では新組合長に高須正徳さんを選びました。
高須新組合長は「先人が築き上げた技術を重んじ新しい技術も取り入れながら『西尾の抹茶』のブランドに恥じない、安心・安全な甜茶作りを組合員それぞれが自覚を持ち、持続可能な農業を続けていく」とあいさつ。前任の小林晋弥組合長は今年開催される関西茶業振興大会について「品評会対策も立ち上げ、我々生産者も上位入賞めざし、かなりプレッシャーがかかっている。引き続き関係者の皆さまにはご協力をお願いしたい」と述べました。
2024年度の事業計画では「茶業の発展と今後の対策」を基本方針とし、環境と安全に配慮したGAP手法の導入及びSDGsへの取組み、安心・安全な西尾茶づくりなど計13項目を盛り込みます。
西尾市は棚式の寒冷紗を用いた遮光や手摘みによりワンランク上の良質なお茶づくりを行うほか、市内9割以上で甜茶栽培が行われるほど抹茶に特化した産地。年間約400㌧の甜茶を出荷しています。学校勤労体験学習の一環として取り組む「学校茶摘み」は5月9日から予備日を含めて24日まで実施する予定です。