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西三河農協農作業受託部会総会 新部会長に小野田さん

2024.3.19

就任あいさつする小野田新部会長

 西三河農協農作業受託部会は3月18日、令和5年度通常総会をJA本店で開きました。生産者をはじめ、行政、JAなど関係団体から約60人が参加。議事では、令和5年度事業報告並びに収支決算報告、新年度の事業計画並びに収支予算案を承認。役員改選では、新部会長に小野田裕二さんを選びました。
 小野田新部会長は「地域団体商標取得による『西尾小麦』の産地ブランド化は、地元消費者・地権者・実需者への信頼確保、市内の優良農地の保全、農家所得の向上など様々なメリットがある。全国初の取組を実現させ、西尾には素晴らしい生産者がたくさんいることを情報発信していきたい」とあいさつ。通常、小麦は麺・菓子・パンなど幅広い用途で小麦粉に製粉され、製造過程で使用用途に合わせ各産地の小麦がブレンドされてしまいますが、同産地では栽培期間中除草剤不使用小麦「きぬあかりPremium」を西尾市産のみで製粉し流通。また食糧安全保障の観点から、実需者からの西尾市産小麦のブランド化を望む声を受け、今年度よりブランド化の準備を進めています。
 令和6年度の事業計画としては経営所得安定対策制度への取組み、良品質な稲・麦・大豆への技術指導、環境保全型農業への取組みなどを掲げます。

 同部会は市内で米・麦・大豆をつくる生産者47人で構成。安定した収量を確保するため、赤かび病やうどんこ病などの防除を産地全体で徹底するほか、大規模農家への農地集積と部会を中心とした適期作業で生産力を高めています。小麦の年間出荷量は6,572㌧・反収(10㌃当たりの収穫量)は529㌔で全国有数の生産力を誇っており、大豆は県内生産量の3割を占めるほか、県産初のブランド米「愛ひとつぶ」の生産にも積極的で令和6年産の作付けは83㌶と県内最大です。

 令和5年度稲作・麦作・大豆作共励会の受賞者は次のとおり(敬称略)。

【稲作共励会】▼西尾市長賞=杉本俊徳
       ▼愛知県米麦振興協会 会長賞=農事組合法人 石川農事
       ▼西三河農業協同組合 組合長賞=株式会社 アイケーファーム

【麦作共励会】▼西尾市長賞=稲垣辰夫
       ▼愛知県農業協同組合中央会 会長賞=栁田正二
       ▼西三河農業協同組合 組合長賞=株式会社 アイケーファーム

【大豆作共励会】▼西尾市長賞=栁田正二
        ▼愛知県経済農業協同組合連合会 会長賞=前田章雄

麦作共励会 西尾市長賞 稲垣さん

        ▼西三河農業協同組合 組合長賞=稲垣辰夫

 

大豆作共励会 西尾市長賞 栁田さん
稲作共励会 西尾市長賞 杉本さん