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バラの有利販売へ、生産者と市場が共同で販売戦略

2024.9.11

市場担当者と活発に情報交換する生産者ら

 西尾市を中心としたバラ生産者で組織するレインボーバラ共選組合は9月6日、JA本店で販売会議を開きました。毎年この時期に開催しており、市場の情勢報告や組合の活動内容などを報告し合うほか、生産者と市場担当者が直接協議し来作の販売戦略を立てています。
 この日、生産者や取引のある6市場の担当者ら23人が参加。全体会議と市場別会議の2部制とし、第一部では事前アンケートに基づいた討議、第二部では全体討議を踏まえた質疑応答や具体的な販売戦略について協議しました。特に品種別の特性を比較しながら、白バラなど主力品種選定について話し合いました。新しいライフスタイルが定着したことで厳しい販売状況が続く中、品種選定や栽培技術の向上に加え、JAでは物日を含めた指値販売も強化していきます。

 同組合は生産者13人と1法人で組織。生産者の半数が40代以下と若く、作付面積727㌃で年間90品種・約480万本のバラを生産し、関東・中京・関西方面へ出荷。愛知県市場への流通量は県内一を誇り、販売金は約4億円にのぼります。販売会議の他にも、産地交流会や総会を通じて需要の掘り起しを図り、取引市場と共に成長し存在感のある産地をめざしていきます。