施設ナス「とげなし美茄子」の共選出荷スタート
2024.11.5
西尾市内の施設ナス生産者で組織する西尾市茄子組合は11月1日より、あぐりセンター高河原で共同選荷を開始しました。JAあいち中央・JAあいち三河の生産部会とともに共販組織・西三河促成なす部会を組織しており、「とげなし美茄子(びーなす)」のブランド名で販売。「とげなし美茄子」はツヤ・形が良く、ナス特有のトゲがなく秀品率が高いことから量販店での人気が高いナスで、翌年6月まで出荷を予定しています。
今年は9月の定植以降も暑い日が続いたことから出始めの出荷量は少ないですが、例年通り品質の良いものが出来ており、出荷初日には430㌔を出荷。最盛期には多い日で1,4㌧を見込んでいます。選荷場では生産者が出荷したナスをパート選荷人が等階級に分け、箱詰め作業に取り組みます。
西尾市茄子組合は、市内のナス生産者4人で組織。約124㌃で品種「とげなし輝楽」を年間約95㌧生産。未発達数を基にした収量予測を2014年より採用しており、スムーズな出荷体制と有利販売につなげています。また抵抗性害虫の発生を回避するため、系統の異なる複数の薬剤でローテーションを組み、効果的な防除を行っています。販売面では、昨年度より三河地域を中心に事業展開するスーパーマーケットチェーンのドミーやスギ薬局との直接取引を強化するほか、「とげなし美茄子」のシールを貼り認知向上と売場拡大を図っています。