ジネンジョ「夢とろろ」を収穫しました
2024.12.10
イチジク生産者を中心に2018年に発足したJA西三河じねんじょ研究会は12月9日、市内の共用圃場でジネンジョ「夢とろろ」を収穫しました。
収穫には研究会に所属する会員7人が参加。枯死したつると棚を撤去し土を掘り起して、7㌃の圃場でジネンジョ約800本を収穫しました。今年は8月の乾燥に加え、9月から10月にかけて雨が多かったことから生育障害が多くみられましたが、味は変わらず例年通り良いものができているとのこと。12月21日には憩の農園ファーマーズマーケットで試食販売会を計画しており、長芋との差別化を図りながら西尾市産ジネンジョの周知を図ります。
色と香りの決め手となる土は安城市の赤サバ土を使用。パイプの代わりに雨どいや波板を活用することで、使用する土の量を半分に減らすなど生産コスト低減にも取り組んでいます。収穫したジネンジョは愛知県じねんじょ主産地協議会の県産ジネンジョのブランド「夢とろろ」として販売。引き続き生産技術の向上と安定供給できる販路確保に力を入れていきます。
当産地では、ジネンジョの主な作業である4月の植え付けと冬の収穫は露地イチジク栽培の農閑期と重なり、収穫も土中保存によりある程度融通が効くことから複合経営が可能と判断。農家所得向上の実現に向けて、JAは資材供給等を通してサポートしています。