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クリスマスむけイチゴ出荷が冬の山場 業務用出荷11日よりスタート JA西三河いちご部会

2024.12.13

出荷場に持ち込まれるイチゴ

 県内でイチゴの生産量・規模ともにトップクラスを誇る愛知県西尾市で、12月上中旬よりイチゴ出荷の冬のピークを迎えました。11日から21日にかけては、需要の高いクリスマスケーキ等に利用される業務用イチゴの出荷が本格化。この期間に約18万パック(約45㌧)、多い日には約2万パック(約5㌧)を出荷する見込みです。
 JA西三河あぐりセンター小牧の集荷場では、午後5時の出荷開始にあわせてパック詰めされたイチゴを持ち込む生産者の車が次々と到着。輪番制で出荷当番を務める生産者が1箱ずつ等階級や品質の検査を行った。
 今年は夏季の高温がイチゴ苗の育成に影響し、出荷序盤は小玉傾向で出荷量も少なく推移。12月以降は冷え込みが進んだことから徐々に大玉のものが出荷されるようになり、今後はパック数も伸びていく見通しだ。JA西三河いちご部会の加藤眞佐吉部会長は「年間通じて良質な生産を心掛け、信頼を得られるよう検査等にも部会一丸となり取り組んでいる。消費者の皆さんが安心して食べていただければ嬉しい」と話しています。
 市内のイチゴ生産者で組織するJA西三河いちご部会(部会員81人)は、約17.2㌶で年に900㌧(業務用出荷含む)のイチゴを生産し、愛知県・石川県・新潟県へ出荷する。同部会では通常よりも高値で取引されるクリスマス前の出荷に注力しており、12月中下旬の需要期にも高品質のイチゴを安定した出荷量で出荷し、大手製菓業者から高い評価を受けています。