新着情報

新部会長に遠山孝史さん 西三河農協いちじく部会総会

2025.1.30

あいさつする遠山新部会長

 西三河農協いちじく部会(冨永行男部会長)は1月28日、JA西三河あぐりセンター小牧にて第24回通常総会を開きました。部会員約40人のほか、県・市・JAなどの関係者らが参加しました。
 冒頭で冨永部会長は、一年間の部会運営を振り返り、「極暑の中で収穫してきたが、安全安心ないちじくを提供すれば、経済連・市場の販売で成果は我々に帰ってくる。それには組織のあり方の改善も必要で、特にパッキング制度を反映するよう、この1年間何度も役員会で議論を重ねてきた。少しでもやりやすい運用ができるように規約の改正を取り纏めたので提案する。慎重審議のうえご承認いただきたい」と話しました。
 議事では、令和6年度事業報告・収支決算および令和7年度部会費の徴収案、事業計画案及び収支予算案、規約・内規の一部改正などが承認され、役員改選では新部会長として遠山孝史さんを選任しました。遠山新部会長は「皆様のご協力を賜りながら部会運営を行っていきたい」と話し、協力を求めました。
 同部会では令和6年度、あぐりセンター小牧選果場での箱詰め出荷(全体の約35%、約15万6000パック)に対し、安城市にあるパッキングセンターを利用した出荷量(約65%、約29万パック)が増えてきたことから、両者の融合調整を図るため、組織機構および部会規約を改正し、パッキングセンター代表役員2名を新たに設置。令和7年度事業計画では、共選販売を軸とした品質管理・農薬使用基準を遵守し安全・安心で美味しいいちじく作り・所得向上と経営の安定を目標に各種事業に取り組み、出荷数量45万パック・販売金額1億7000万円を目指すものとしています。
 総会後には第24回西三河農協いちじく部会品質向上共進会・令和6年度あいちのいちじくコンテスト・2024年きらまつり農畜産物品評会での入賞者合計17名に向けて表彰状が手渡されました。
 JA西三河いちじく部会は愛知県西尾市のイチジク生産者47人で組織し、令和6年度の出荷実績は44万6600パック・販売金額1億6084万円。新規就農支援に力を入れており、JAやJAあいち経済連、県、市などと協力して行う「いちじくスクール」を2015年より展開。修了生が新規就農者として年々新規就農し、産地の維持および規模拡大に役立っています。

その他の役員は次以下の通り。
▼副部会長=野澤広
▼会計=稲垣三千雄
▼監事=冨永行男、松井義明
▼支部役員=近藤清二、斎藤誠、古沢幹子、山内亜紀
▼パッキング出荷代表役員=倉地和男、榊原利英