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いちご部会スマ農コンソーシアム成績検討会 2年間の実証事業成果を共有、産地全体での活用へ

2025.2.6

検討会の様子

 日本をリードするJA西三河いちご部会におけるスマート農業実証コンソーシアムは2月5日、JA西三河本店で成績検討会を開きました。この検討会は、同コンソーシアムが令和5・6年にかけて取り組むスマート農業の実証事業「JA西三河いちご部会における生産から販売のデータ駆動一貫体系の実証」の進捗管理のため1年度中に設計・中間・成績の3回の検討会を開催しているもの。国・県・市などの行政機関や農機具メーカー・市内のイチゴ生産者およびJA西三河なとの同コンソーシアムの参加機関などから実参加・web参加あわせて約40人が参加しました。
 成績検討では、同実証事業の中で取り組んだスマート選果システムによるパック詰め効率計測と販売実証試験、高効率ヒートポンプ導入による省エネルギー化、局所環境制御による収量の安定、環境データや画像解析を基とする出荷量予測モデルの検討等の実証課題およびこれを受けた経営収支の改善にみられる効果について、各機関が成果を発表しました。
 同コンソーシアムによる実証事業の期間は2025年3月末まで。実証期間終了後もいちご部会とJAは、今回の実証により得られた技術や情報の活用および生産者全体への普及を図り、生産性・収益性の向上を目指す考えです。