イチゴ 春の出荷ピーク間近!
2025.2.27

県内有数の生産量と規模を誇る西尾市で、イチゴの出荷ピークを間近に控えています。最盛期は2番果の出荷量が伸び3番果の出始めと重なる2月末頃から3月中旬にかけて。
2月26日には、約0.9㌧(約3.6万パック)を県内市場のほか、石川県や新潟県へ出荷。今年度は育苗時の高温により12月~1月の出荷量が例年に比べて減少しましたが、その反動を受けて2月末以降の出荷量は前年を上回る予定です。このまま順調に生育が進むと3月中旬には多い日で最高約1.2㌧(約5万パック)の出荷を見込んでいます。
また、4月上旬からは「朝採りイチゴ」の出荷を開始。今年も5月末まで毎日300~600パックを西三河地域や名古屋市の量販店へ届けます。より新鮮なイチゴを届けようと2006年より取り組んでおり、収穫した日の午前中には店頭に並びます。フィルムには「朝採りイチゴ」のシールを貼り、消費者へ鮮度の高さをアピール。さらに通常出荷より高単価で取引することで農家所得の向上につなげています。
JA西三河いちご部会は生産者81人で組織し、約17.3㌶で年間928㌧のイチゴを生産(令和5年度実績)。取扱品種は「章姫」「紅ほっぺ」に加え、県の新品種「愛きらり」の3種類。今年度よりJAあいち経済連の集出荷予約システムを導入しており、登録された出荷情報を基に市場と交渉することで有利販売に努めています。