JA西三河トマト部会共進会・トマト寄贈
2025.3.7

JA西三河トマト部会は3月5日、西尾市吉良地区の2保育園へ桃太郎トマト202個を寄贈しました。寄贈したトマトは4日に同部会が開いた品質向上共進会に出品されたもので、地元で作られた新鮮でおいしいトマトを園児に知ってもらうため、毎年行っています。
この日竹内基郎部会長とJA担当者が西尾市立白浜保育園を訪れ、年長児に「おいしいトマトを食べてね!」とトマトを手渡しました。園児はお礼に「トマトのうた」を元気よく披露して、感謝を伝えました。
4日に吉田支店で開かれた第34回吉良トマト品質向上共進会には部会員より大玉トマト「桃太郎」4点、ミニトマト「キャロル7」7点が出品され、審査の結果、鈴木徹さんの大玉トマトが最高賞の西尾市長賞に輝きました。
共進会では、西三河農林水産事務所農業改良普及課、西尾市、経済連、JA関係者らが、外観・食味などを厳正に審査。大玉トマトは平均糖度7.4度・最高糖度8.2度、ミニトマトは平均糖度9.9度最高糖度10.4度と高品質なトマトが出揃いました。
審査長を務めた西三河農林水産事務所農業改良普及課西尾駐在室の上野栄子室長補佐は「本年度は夏場の高温により1段2段など初期の花房が影響を受け年内出荷が上がらず苦労されたと思うが、近年県下で増加しているトマト黄化葉巻病や青枯病も抑えられており、部会員の高い技術や努力がうかがえた」と講評しました。
同部会は、市内中心に8名で構成、共進会を通じて栽培技術の改善及び品質の向上に努めており、西三河地域特有の塩分とミネラル豊富な土壌を活かした「吉良トマト」ブランドの確立とトマト生産の振興と農家所得向上へつなげています。