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イチゴ出荷が春ピーク、「朝採りイチゴ」今年も販売!

2020.4.16

選果場の小牧センターで出荷作業にあたる生産者ら

 県内トップクラスの生産量と規模を誇る西尾市で、3月下旬よりイチゴ出荷が春の最盛期を迎えています。
 暖冬の影響により、今年は出荷ピークが例年に比べて2週間ほど前倒しで始まっており、最多出荷量を記録した3月25日には、1日で4.8万パック(1パック280㌘)を出荷。4月に入ってからも多い日には約3万パックを県内市場のほか、石川県・新潟県へ出荷し、出荷は6月上旬頃まで続く見込みです。
 4月1日からは「朝採りイチゴ」の出荷もスタートしています。より新鮮なイチゴを届けようと、市場の要望と合わせて同部会が2006年より行っているもので、毎日300パック(1パック280㌘)を出荷。主に西尾市近隣市町および名古屋市のスーパーで販売します。収穫から販売までの所要時間が7~10時間ほどと、収穫から量販店の店頭に並ぶまで1日程度かかる通常出荷と比べてより新鮮なイチゴを販売。パックのフィルムには「朝採りイチゴ」のシールを貼り、消費者へ新鮮さをアピールしています。通常出荷より高単価での販売を行うことで、所得増につなげており、朝採りイチゴの出荷は5月末まで毎日行う予定。
 西尾市内のイチゴ生産者で組織するJA西三河いちご部会(部会員82人)は作付面積16.3㌶で938㌧のイチゴを生産。2015年より天敵資材「バンカーシート」の活用によって農薬の使用を抑えつつ、安全・安心なイチゴ生産に取り組んでいます。また2019年には新規就農支援プロジェクト「いちごスクール」を開校。スクールでは生産者による直接指導や経営研修等を通して専業農家を育成し、長期にわたる産地規模の維持拡大につなげていきます。