西尾市茄子組合 来作に向けて根群調査、根域環境を把握し栽培管理へ活かす
2020.6.29
西尾市茄子組合は今シーズンの出荷終盤迎えた6月23日、全組合員の根群調査を行いました。毎年この時期に行っており、30年以上前からの取組み。根域環境を把握し、ネコブセンチュウの早期発見や来作の施肥の目安として役立てています。
この日、生産者5人とJA、県西三河農業改良普及課、農薬会社の担当者が参加し、各組合員のハウスを巡回。無作為に選んだ台木の根元をスコップや棒を使い、根が切れないよう60㌢程度丁寧に掘り起こしました。参加者は例年と比較しながら、根の張り具合や太さ、長さなどを確認。また地上部から10㌢と50㌢の土を採取し、土壌診断も実施しました。土壌診断の結果は組合内で共有し、最適な栽培環境へつなげていきます。
西尾市内の施設ナス生産者5人で組織。142㌃で年間104㌧を生産。JAあいち中央・JAあいち三河の生産部会とともに共販組織「西三河促成なす部会」を組織しており、「とげなし美茄子(ビーナス)」のブランド名で販売しています。とげなし美茄子(品種:とげなし輝楽(きらく)」は愛知県独自のブランドナスで、秀品率9割と量販店からの人気が高く、甘みの強い果肉が特徴で日持ち性に優れています。