「敬老の日」に緑を贈ろう! ミニ盆栽が人気
2020.9.17
西尾市は古くから植木や和物の産地として発展してきた産地で、9月21日の「敬老の日」を前に鉢物の出荷が山場を迎えています。自宅で過ごす時間が増えた今年は、室内にいながら四季の移り変わりを楽しめる鉢物に注目が集まっており、なかでも気軽に贈れるミニ盆栽がギフト用に人気。
西尾鉢物出荷組合に所属する犬塚雄基さん(34歳)のハウスでは、50種類ほどの小品盆栽を中心に山野草など約300アイテムを取り扱っています。「父の日」・「敬老の日」に出荷最盛期を迎え、9月上旬には3,000鉢もの小品盆栽を6~12種のアソートを組んで出荷。味わいが出る盆栽鉢から存在感抜群の苔玉タイプのものまで取り揃えています。梱包など出荷作業の効率化と市場動向を考慮しつつ陶器を自身でデザインし、物日に合った商品を提案。少しのスペースで気軽に取り入れることができ、好みの器と植物で奥深い世界が楽しめると消費者からも好評です。犬塚さんは「数年後の木の形を想像しながら選ぶのがおすすめ。また初めて購入される方は花を買う感覚で気軽に手に取ってくれると嬉しい」と笑顔で話し、出荷を担当するJA西三河あぐりセンター野々宮の鈴木一茂さんは「育てる楽しみがあり、リラックス効果もあるミニ盆栽はギフト用に最適。ぜひ敬老の日には感謝の気持ちとともに緑を贈ってほしい」と付け足しました。
西尾市では86人の生産者が洋ラン、観葉植物、鉢花、花苗など約6,900種類ものアイテムを栽培。西尾鉢物出荷組合を組織し、北海道から鹿児島まで全国45か所の鉢物市場へ出荷しています。