男性から女性へ花を贈ろう! 2月14日はフラワーバレンタイン
2021.2.14
県内有数のバラ生産地である西尾市では2月上旬、バレンタインデーに向けたバラの集出荷を行いました。赤色のスタンダード「サムライ08」をはじめとした赤バラの引き合いが強く、2月の総出荷量の4分の1に当たる約5万本がバレンタイン向け出荷となります。
日本でも男性から女性へ花を贈る「フラワーバレンタイン」の動きが盛んになってきており、年々需要が増えるこの時期に向けて、同組合では鮮度の高いバラを届けています。組合に所属する神谷優希さんは「気温の低い1月から3月は年間を通じて花持ちがよく、色づきも鮮やか。花を買うのが恥ずかしい方も、これを機に一味違った贈り物で大切な人に気持ちを伝えてほしい」と呼び掛けました。
2月は冷え込みの影響で全国的に出荷量が落ち着くシーズンですが、新たな需要の開拓に向けて、同組合では2013年度よりバレンタイン向けの集出荷を開始。花に馴染みのない消費者に対してイベントを通じて花を身近に感じてもらい、花き業界を盛り上げています。
西尾市を中心としたバラ生産者で組織するレインボーバラ共選組合は、14人と1法人で組織。98種類ものバラを年間約530万本周年栽培しています。出荷時にはハンディ端末で品種や数量などを登録・確認し、円滑な仕分け業務により県内市場を中心に関東・関西方面へ出荷。発足以来、地産地消と高品質を重点に掲げ、県内市場への販売高は県内トップクラスです。さらに発足当初より湿式輸送を全国に先駆けて採用、2018年4月には日本花き生産協会の「花き日持ち性向上生産管理基準認証者」の認証を取得するなど、鮮度へ強いこだわりを持って生産しています。