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JA西三河トマト部会 地元保育園へトマト計44㌔寄贈

2021.2.15

保育園にトマトを寄贈する鈴木部会長(前列左)

 JA西三河トマト部会は2月10日、吉良地区の3保育園へ桃太郎トマト計44㌔を寄贈しました。寄贈したトマトは9日に同部会が開いた品質向上共進会に出品されたもので、地元で作られた新鮮なトマトの味を園児に知ってもらうため、毎年行っています。
 この日、鈴木徹部会長とJA担当者が西尾市立吉田保育園を訪れ、年長児12人に「地元のトマトをたくさん食べて元気に育ってね」とトマトを手渡しました。園児からは紙で作った野菜と感謝状が贈られました。
 
 吉田支店で開かれた第30回吉良トマト品質向上共進会には、部会員10人より大玉トマト「桃太郎」7点、ミニトマト「キャロル7」5点が出品され、審査の結果、鈴木徹さんの大玉トマトが最高賞の西尾市長賞に輝きました。西三河農林水産事務所農業改良普及課、西尾市、経済連、JA関係者ら11人が、外観・食味などを厳正に審査。大玉トマトは平均糖度6.9度・最高糖度7.7度、ミニトマトは平均糖度9.8度・最高糖度10.3度と高品質なトマトが出揃っていました。審査長を務めた西三河農林水産事務所農業改良普及課西尾駐在室の川野裕二室長補佐は「9・10月の厳しい残暑により1番果、2番果に着花不良が見られたが、昨年に比べて大玉傾向だった。出品されたものは果形もよく食味も十分評価できるものであり、生産者の並々ならぬ努力の成果が表れていた」と講評しました。
 同部会では、共進会を通じた栽培技術の改善及び品質の向上に努めており、西三河地域特有の塩分とミネラルの豊富な土壌を活かした「吉良トマト」ブランドの高揚を図り、トマト生産の振興と農家所得向上へつなげています。