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田植えシーズン到来 なつきらりの増産・特Aを目指して

2021.4.27

 

田植え作業をする渡辺副部会長ら

 愛知県西尾市では4月下旬より「あきたこまち」の田植えのピークを迎えています。同市の米・麦・大豆生産者で組織する西三河農協農作業受託部会の渡辺幸人副部会長は奥田町で、4月23日より田植え作業を開始しました。渡辺さんは約40㌶の広さで主力である「あいちのかおり」を20㌶以上、残りの20㌶で「なつきらり」や「コシヒカリ」など合計7種類の品種を生産しており、今年から新たに「なつきらり」の生産を始めました。
 今年は気温が高かったため苗も順調。4月下旬から「なつきらり」の田植えを開始し、「コシヒカリ」「あいちのかおり」の順に5月下旬まで田植え作業を行います。3月18日から不耕起Ⅴ溝栽培を行い、田植えと半分に分けて作業分散を行っています。渡辺さんは「今年から新たに始めた「なつきらり」は他品種と比べ栽培が難しいが、愛知県のブランド米としてこれから栽培面積を増やしていきたい。また「なつきらり」をより多くの人に知ってもらいたい」と話しました。
 同部会は48人の生産者で構成。約1880㌶の水田でその内「コシヒカリ」607㌶、「あいちのかおり」647㌶、「なつきらり」25.3㌶を生産。「なつきらり」の生産は2020年から始めました。2020年は8.8㌶生産。収穫量は42㌧。今年は121㌧の収穫見込を予定しています。市内では米・麦・大豆を2年3作で生産するブロックローテーションを行っています。収穫された「コシヒカリ」「あいちのかおり」はブランド米「矢作の恵」として市内のAコープや産直店舗等で販売。安全・安心なお米の証として地産地消へ取り組んでいます。