西尾梨贈答用3㌔箱初製作
2021.7.14
当JA梨部会は7月上旬、西尾梨の贈答箱3㌔を初めて製作しました。今まで5㌔箱で販売をしていましたが、もっと手軽に梨を食べたいという利用者の要望のもと今シーズンより3㌔箱の取り扱いを開始します。また西尾梨の特徴である有袋栽培を前面にしたデザインにし、安全・安心のPRに繋げていきます。
有袋栽培を産地全体で取り組んでいるのは、西三河地域でも西尾市のみ。梨ひとつひとつに袋がけを行うことで、果皮を美しく仕上げ、病害虫被害も抑えています。7月下旬より西尾市憩の農園や市内のAコープで販売していきます。
今年は春先の気温が高く開花は平年に比べて10日ほど早かったものの、4月の夜温が低いこともあり3~4日ほど出荷が早まり、7月26日より選果が始まる予定です。
7月6日には、あぐりセンター小牧で出荷説明会を開催しました。生産者、農林水産事務所農業改良普及課、市場の担当者など計49人が参加。市場担当者から販売情勢や他産地の動向などの説明がありました。また、安全・安心な梨づくりに向けて残留農薬調査を行うため、検体を回収しました。
「幸水」の出荷開始目前となる7月24日には、あぐりセンター高河原で規格統一の意識を高めるため目揃い会も行う予定です。
同部会は59人の生産者で組織しており、昨年は年間88㌧の西尾梨を出荷しています。「幸水」の出荷を皮切りに「豊水」「あきづき」「新高」と移り変わり9月下旬頃まで出荷が続きます。同産地は有袋栽培のほか交信攪乱剤(性フェロモン剤「コンフューザーN」) やバンカーシートも取り入れ、安全・安心で高品質な梨づくりに努めています。