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東海農政局長らがスマート農業実証ほ場を視察

2021.8.5

現地視察する小林局長(中央)と稲葉生産部長(右)

 当JAは国のスマート農業技術の開発・実証プロジェクトの採択を得て、令和3、4年度にかけて「JA西三河における生産から流通・販売のデータ駆動一貫体系の実証」と、「データ駆動型農業の実践体制づくり支援」の実証を進めていきます。
 7月上旬には東海農政局の小林勝利局長と稲葉恭正生産部長が西尾市を訪れ、本事業への理解を深めました。視察には西三河農林水産事務所農業改良普及課やJA担当者ら約10人が参加。ICTなど先進技術を積極的に取り入れている生産者も複数人同席しました。
 実証責任者を務める農業総合試験場普及戦略部技術推進室の久野哲志主任専門員が、プロジェクト実施の背景となる産地の概要や、令和元年から2年に進めた実証の成果、3年から4年に実証を進める2つのプロジェクト概要を説明。令和元年から2年度にかけては、養液栽培技術の導入や統合環境制御機の自動化、作業分析による人員配置の最適化で約11.2%の作業時間を削減、単収約44%向上を報告しました。
 その後、参加者らは養液栽培のみ行うハウスとそのデータを用いて養液土耕栽培を行う2か所の実証ほ場を訪れ、養液栽培や光合成計測チャンバー、プロファームコントローラーなどを視察しました。

 JAでは引き続き、令和元年、2年の実証事業で得た成果を横展開しつつ、流通・販売面に生かすことで産地力アップにつなげていきます。