JA西三河のこと

「地域農業ビジョン」策定 将来予測・意向調査踏まえ、10年間の長期方針定める


地域農業ビジョンの全体図(クリックすると拡大します)

 JA西三河は2018年6月、「地域農業ビジョン」 を策定しました。これは2018年から2027年の10年間におけるJA西三河の営農事業の方針と、西尾市農業の目指す姿について定めるものです。10年間という長期スパンでの営農方針の策定は、JA西三河およびその前身の農協組織においても初となります。
 地域農業ビジョンでは「JA西三河を中心とする持続的な産地総合力の向上」をスローガンに、産地力強化の方針を「生産性の向上と安定」「担い手確保・育成・経営規模拡大」「営農拠点の体制整備」「販売強化策」の4つに整理。これまでJAが取り組んできた自己改革の取組を各項目に位置づけるとともに、今後重点を置くべき「施設園芸の研究・研修体制の整備」「一元的な集出荷施設および直売体制の確立」について指針を定めています。
 策定にあたっては、産地の現状把握として、部会員の年齢や後継者の有無を基とした今後10年の各生産部会の部会員数・栽培面積の将来予測を行いました。また中核的な生産部会員512人に対するアンケート調査を行い、今後の経営規模拡大・縮小、JAに求める課題や施策、JAの集出荷体制に関する満足度や不満・問題点とその理由などについて意向調査も行い、内容に反映させています。

(2018.6)