JA西三河のこと

地元小売店への産直コーナー設置・共選品直接配送による物流コストの削減

 JA西三河では2022年度より、農家所得の向上を目指した販売強化策として、地元の小売店と連携した産直コーナーの設置や、共選野菜の直販取引等を行い、農産物の直販取引の取組を進めています。

小売店での直販取引 (株)ドミーの西尾市内店舗などに販路広げる


ドミー店頭のイチゴ

 JAでは(株)ドミーの西尾市内6店舗で、さまざまな生産部会が出荷する農作物の直販取引を行っています。生産部会の集荷した農作物を、市場・仲卸を介さずに地元小売店等へ直接搬入・販売を行うことで、より新鮮な農作物を消費者へ届けるとともに、中間マージンの削減により農家の収入を増やすことを狙いとしています。

 販売しているのはイチゴ・キュウリ・ミニトマト・ナス・長ネギなど。直販の農産物にはJA西三河のシールを貼付けるとともに、品目ごとに生産者のポップを掲示し、生産者の顔が見える売り場づくりを行っています。

 また(株)ドミー以外にも、関東圏の量販店チェーンとの間でイチゴ・キュウリ・ミニトマト・白ネギの取引を行い、定期価格での取引や、市場価格よりも有利な価格での取引を行っています。

 JA西三河は今後も、直販取引の拡大に向けた商談を実施してまいります。

(株)スギ薬局とのコラボによりスギ薬局西尾桜町店に産直コーナー設置


スギ薬局西尾桜町店の産直コーナーで握手する
JAの齋藤種治組合長(右)と(株)スギ薬局の鈴木一宏会長(左)

 JA西三河は地元・西尾市発祥の企業である株式会社スギ薬局との業務提携のもと、スギ薬局西尾桜町店(2023年2月23日開店)の店内に農畜産物の産直コーナーを設置しています。

 JA西三河が外部企業の運営する店舗に産直コーナーを常設することは初の試み。西尾市と「ウェルネスを推進するまちづくりに関する包括連携協定」を結ぶスギ薬局とともに、〝地産地消を推進する店舗〟を目指して西尾市産の新鮮農畜産物を提供し、「食」と「健康」の両面から持続可能な地域社会を構築しています。

 同コーナーでは市内の産直農家が生産した野菜・果物類のほか、JAが直販取引を行う作物(イチゴ・キュウリ・ミニトマト・ナス・長ネギ)も販売。また今後は協力して、農業者や管理栄養士による「健康提案」や地元小学校での「食育活動」を計画するほか、店内のイベント兼コミュニティスペースでは健康・福祉・介護をテーマにした企画を行う予定です。

(2024.11)

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